1997年にデビューし現行で3代目となるスバルの本格的SUVであるフォレスター。
この記事では、フォレスターのグレードごとの価格や特徴についてご紹介します。
※画像はSUBARU HPより引用
スバル フォレスターとは?

出典:SUBARU HP
前述の通りスバルが製造&販売する本格SUVです。普段遣いだけで無く、山や川などの大自然を悠然と走ることができる本格的なオフローダーですね。
車両価格は200万円後半~300万円前半で、トヨタRAV4やマツダCX-5が競合車となります。


フォレスターの各グレードと特徴

出典:SUBARU HP
フォレスターは、スバルのシンボルともいえる「水平対向エンジン」を積んでいます。エントリーグレードのTouringからハイブリッドモデル「e-BOXER」のAdvanceまで4種類のグレードが用意されています。4種類全てのグレードが常時全輪駆動です。
以下グレードと価格をまとめました(2020年5月時点)。
グレード | エンジン | 価格 |
Touring | 2.5L 水平対向4 DOHC | ¥2,860,000 |
X-BREAK | 2.5L 水平対向4 DOHC | ¥2,970,200 |
Premium | 2.5L 水平対向4 DOHC | ¥3,080,000 |
Advance | 2L 水平対向4 DOHC +モーター(e-BOXER) | ¥3,157,000 |
Touring
エントリーグレードですが、最上級グレードのAdvanceと25万円程しか変わらないため、装備差にそこまで差がありません。どうしてもフォレスターが欲しくて、極力価格は抑えたいという方に良いでしょう。
X-BREAK

出典:SUBARU HP X-BREAK
内外装とも個性的なデザインが特徴です。インテリアもオレンジのステッチや加飾で統一され個性があります。
Premium
Touringの上位グレードです。他のグレードとの装備差は次項を参照ください。
Advance
フォレスターの最上級グレードです。内外装の見栄えの質感が良く、便利機能に加えハイブリッドのため燃費改善に貢献します。Touringとの価格差を考慮すると、Advanceが1番コスパが良いと言えます。
フォレスターの各グレードごとの仕様差

出典:SUBARU HP
ここでは各グレードごとの仕様差についてまとめていますので参照ください。全グレード共通仕様は省略しています。
○:標準、△:オプション
エクステリア
装備 | Touring | X-BREAK | Premium | Advance |
ホイール&タイヤ | [Touring用] 17インチダークメタリック塗装(切削光輝) | [X-BREAK用] 17インチガンメタリック塗装 | [Premium用] 18インチダークメタリック塗装(切削光輝) | [Advance用] 18インチダークメタリック塗装(切削光輝) |
フロントグリル&フロントフォグランプカバー | 無塗装ブラック+メッキ加飾 | 無塗装ブラック+ブラック塗装加飾 | 無塗装ブラック+メッキ加飾 | ← |
ドアハンドル | カラード | ← | ← | メッキ |
フロント&リアバンパーガード | – | レッドオレンジ加飾付き | – | シルバー加飾付き |
サイドクラッディング | ○ | レッドオレンジ加飾付き | ○ | シルバー加飾付き |
リアガーニッシュ | カラード | ブラック塗装 | カラード | ← |
ルーフレール | △ | ○ | △ | ← |
ルーフスポイラー | ○ | ○(ブラック塗装 | ○ | ○ |
電動サンルーフ | △ | – | △ | △ |
光輝ウィンドウモール | – | – | ○ | ○ |
グレード間の価格は、Touringが286万円、Advanceが311万円と25万円ほどなので、仕様差も大きな開きは無い印象です。X-BREAKがそんな中でも全体的にオレンジとブラック調で統一されているため、独特の個性がありますね。AdvanceはTouringとそこまで価格差が無いにもかかわらず、随所にシルバー加飾か施されており、上級グレードらしい仕上がりですね。
安全装備

出典:SUBARU HP
スバルの安全装備といえば何と言ってもアイサイト。上記の画像の様に車両前方に搭載された2台のステレオカメラで歩行者や先行車の存在や距離を検知する機能があります。スバル車を選ぶ大きなメリットの一つが、他メーカーよりも優れた衝突安全性能です。
フォレスターは全グレードでこのアイサイトが標準装備です。
装備 | Touring | X-BREAK | Premium | Advance |
アイサイトコアテクノロジー | ○ | ← | ← | ← |
アイサイトセイフティプラス(運転支援) | △ | ← | ○ | ○ |
↑(視界拡張) | △ | ← | ← | ← |
ドアミラーモニタリングシステム | – | – | – | ○ |
オートワイパー | ○(雨滴感応式) | ← | ○(時差式) | |
防眩インナーミラー | ○(自動防眩式) | ← | ○ |
その他、エアバッグ等は全グレードで標準で仕様差はありません。
操作性

出典:SUBARU HP Advance
装備 | Touring | X-BREAK | Premium | Advance |
パワーリアゲートスイッチ | △ | ← | ← | ← |
電動パーキングブレーキ | ○ | ← | ← | ← |
本革巻きステアリングホイール(ステアリングヒーター付き) | ○(シルバーステッチ) | ○(レッドオレンジステッチ) | ○(シルバーステッチ) | ← |
本革巻きセレクトスイッチ | ○ | ← | ← | ← |
ピアノブラック調シフトパネル | 光輝シルバー加飾 | 光輝レッドオレンジ加飾 | 光輝シルバー加飾 | ← |
シフトブーツ | シルバーステッチ | レッドオレンジステッチ | シルバーステッチ | ← |
マルチインフォメーションディスプレイ付メーター | Touring用 | X-BREAK用(ロゴ入り) | Premium用 | Advance用(ロゴ入り) |
マルチファンクションディスプレイ | ○ | ← | ← | ← |
アルミパッド付きスポーツペダル | – | – | ○ | ○ |
フルオートエアコン(左右独立温度コントロール、後席ベンチレーション) | 3連ダイヤル | ← | 2連ダイヤル | ← |
キーレスアクセス&プッシュスタート | △ | ← | ○ | ← |
特徴としては、パワーバックドアが全グレードでオプション設定が可能であることです。他車では上級グレードで標準装備となっていることが多いですが、まぁ便利機能なのでお好みに合わせて設定されると良いと思います。
また、電動パーキングブレーキはすっかりお馴染みの機能となりましたね。
インテリア

出典:SUBARU HP
装備 | Touring | X-BREAK | Premium | Advance |
インパネアッパートリム | シルバーステッチ | レッドオレンジステッチ | シルバーステッチ | ← |
インパネ加飾パネル | シルバー塗装 | ← | パンチングメタル調 | ← △:表皮巻 |
センタートレイ加飾 | シルバー塗装 | アルミ調&表皮巻 | シルバー塗装 △:表皮巻 | アルミ調 △:表皮巻 |
フロアコンソールリッド | ○ | ← | – | |
エアコン吹出口加飾 | シルバー | レッドオレンジ | シルバー | ← |
カーゴルームランプ | ○ | ○:LED | ○ | ← |
LEDリアゲートランプ | – | ○ | – | – |
シート材質 | ファブリック/トリコット+合皮 | 撥水ファブリック/合皮 | ファブリック/トリコット+合皮 △:本革 | ← |
シートヒータ | 前席/後席 | ← | ← 前席:3段階温度調節機能 | ← |
運転席&助手席電動パワーシート | △ | △ | ○ | ○ |
運転席シート自動後退機能 | – | – | – | ○ |
インテリアは特にグレードの差が付きます。当たり前ですが上級グレード程、メッキ加飾が増えますね。グレード間でそれほど価格に差が無いので、Advanceが買いであると言えます。
同価格帯のSUVとしては、こちらも参照ください。



まとめ
いかがでしたか?フォレスターはエクステリアデザインがシティユースにもマッチし、岩石路やぬかるみなどの走行にも適しているオフローダーとしての顔も持っているため、活躍のシーンが多様なSUVと言えます。
フォレスターの購入を考えている以下の方におすすめです。
- Touring ⇒ そもそもフォレスターに乗りたいが、価格は少しでも抑えたい方
- X-BREAK ⇒ 個性的なデザインのフォレスターに乗りたい方
- Advance ⇒ Touringとの価格差がそこまで無いため、便利機能の充実や上質な内外装にこだわりたい方
今後の動向に注目したいですね。