2016年12月にデビューしたトヨタ自動車のコンパクトSUVであるC-HR。マツダCX-3やホンダヴェゼルと比較しても割安とは言えないですが、その独特のデザイン性や安全装備などの充実さでかなり売れているSUVです。
そんなC-HRも2019年11月にマイナーチェンジされ、デザインの変更、装備の充実、GR-SPORTグレードの追加という変更点がありました。
この記事では、C-HRのグレードごとの価格や特徴についてご紹介します。
※画像はTOYOTA HPより引用
トヨタC-HRとは?

出典:TOYOTA HP
前述の通りトヨタ自動車が製造&販売するコンパクトSUVです。マツダCX-3やホンダヴェゼルがライバル車となります。C-HRはその独特のデザイン性や安全装備などの充実さでかなり売れているSUVですね。
車両価格は200万円台で、小回りも効くため、日本の道路でも取り回しに苦労することは無いでしょう。そのため、20代から60代のシニア世代まで幅広くニーズがある車と言えます。
C-HRの各グレードと特徴
C-HRのパワートレインはガソリンとハイブリッドの2種類で、ガソリンは1.2Lターボ、ハイブリッドは1.8L+モーターで2WDとなります。
以下グレードと価格をまとめました(2020年5月時点)。
グレード | エンジン | 価格 |
S-T(2WD・6MT) | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,367,000 |
S-T(2WD) | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,400,000 |
S-T(4WD) | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,598,000 |
S-T(6MT)”GR SPORT” | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,732,000 |
G-T(2WD・6MT) | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,632,000 |
G-T(2WD) | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,665,000 |
G-T(4WD) | 1.2 直4 DOHC ターボ | ¥2,863,000 |
S | 1.8 直4 DOHC + モーター | ¥2,730,000 |
G | 1.8 直4 DOHC + モーター | ¥2,995,000 |
S”GR SPORT” | 1.8 直4 DOHC + モーター | ¥3,095,000 |
S-T(2WD・6MT)
エントリーグレードです。トランスミッションは6速マニュアルで、シート表皮はファブリックとなります。
S-T(2WD)
S-T(2WD・6MT)との違いはマニュアルかオートマかの違いと、若干燃費が向上(JC08モード15.2⇒16.4)します。トランスミッションはSuper CVT-i(自動無段変速機)[7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付]です。
S-T(4WD)
S-T(2WD)との違いは2WD⇒4WDとなり、価格は20万円程高くなります。燃費はJC08モードで16.4⇒15.4となり若干悪化します。
S-T(2WD・6MT)”GR SPORT”

出典:TOYOTA HP GR-SPORT
2019年11月のマイナーチェンジにより新たにラインナップに加わった6速マニュアルのスポーツ仕様です。元々C-HRはどちらかと言うと走りを重視した車でしたが、それを更に印象付けるグレードと言えます。
S-T(4WD)と比較して以下の装備が標準となります。
- 【標準】GR専用本革巻き小径3本スポークステアリングホイール(シルバーステッチ+GRエンブレム+スポーク部:ダークシルバー塗装)
- 【オプション】ブラインドスポットモニター<BSM>
S-T(4WD)と比較して15万円近く高くなりますが、本格的なスポーツ仕様にアップグレードできることを考慮すると、決して高くはないと思います。マイナーチェンジの目玉の一つですしね。
G-Tグレード
G-TグレードはS-Tと比較して、安全装備の充実化、インテリア&エクステリアの質感向上されることが特徴です。ここでは、S-TとG-Tを比較してみます。
エクステリア
装備 | G-T | S-T |
フェンダーライナー | フロント&リア | フロントのみ |
リアリップスポイラー | 大型ブラック | 小型(ボディ同色) |
ドアウィンドウフレームモールディング | ピアノブラック | ブラック |
ドアベルトモールディング | メッキ | ブラック |
ブラインドスポットモニター(BSM) | ○ | – |
リアクロストラフィックアラート(RCTA) | △ | – |
クリアランスソナー&バックソナー | △ | △ |
リアクロストラフィックオートブレーキ (ブレーキングサポート:後方接近車両) | △ | – |
インテリジェントクリアランスソナー (パーキングサポート:静止物) | △ | △ |
エクステリアはC-HRの特徴の一つであるリアリップスポイラーが大型ブラックになり、ドア周りにメッキやピアノブラックの加飾が施されるなど、見栄えがよりスタイリッシュになります。
安全装備
装備 | G-T | S-T |
ヘッドランプ | Bi-Beam LED(オートレベリング機能) +LEDデイライト | パラボラ式LED(マニュアルレベリング機能) |
リアコンビ&バックアップランプ | ハイグレード | スタンダード |
ドアミラー足元イルミネーション | ○ | – |
スーパーUVカットガラス | ○ | – |
オートワイパー | ○(雨滴感応式) | – |
防眩インナーミラー | ○(自動防眩式) | – |
おすすめは何と言ってもLEDデイライトです。デイライトとはその名の通り昼間でも店頭するヘッドライトのことで、レクサスや欧州車に主に採用されています。デイライトが付いているとちょっと優越感に浸れますね 笑
操作性
装備 | G-T | S-T |
ステアリングホイール | 本革巻き | ウレタン |
G-Tの本革巻きは魅力的です。ちなみにGR-SPORTはGR専用ステアリングになります。
インテリア

出典:TOYOTA HP
装備 | G-T | S-T |
シート表皮 本革(ブラック) | △ | – |
シート表皮 | 上級ファブリック+本革 | ファブリック |
電動ランバーサポート | △ | – |
快適温熱シート(運転席&助手席) | △ | – |
シートバックポケット | ○ | – |
インパネ加飾 | 金属調+ソフト塗装 | 金属調 |
インパネレジスター | 金属調塗装 | ブラック |
センターコンソールアッパー | ピアノブラック | ブラック |
パワーウィンドウスイッチ | ブラック+ピアノブラック | ブラック |
パワーウィンドウスイッチ先端 | メッキ | – |
ラゲージ | パッケージトレイ | トノカバー |
ナノイー | △ | – |
室内照明 | ルームランプ・前席カップホルダー ・アームレスト下 | ルームランプ |
インテリアは特にグレードの差が付きます。シート表皮や金属調・ピアノブラックの加飾が増え、高級感が出るグレードとなります。また、室内照明も増えます。
いかがでしたか?C-HRはエクステリアデザインがかなり特徴的で強烈な個性である反面、後席やラゲージスペースを犠牲にしており、実用性という観点ではやや落ちることは事実です。前述の通りC-HRは「走りを楽しむSUV」と言えますね。
気になる方はお見積りをされてみてはいかがでしょうか。
CH-Rのレクサス版であるUXについては、こちらも参照ください。
