国産SUVの中でもかなりの人気を誇っているマツダCX-5。最新モデルは2019年12月に発表&販売がスタートし、町中でも徐々に見かける機会も増えてきましたね。
このCX-5はマツダの看板車種とも言えるSUVで、外観、内装ともにかなり力をいれている車です。そんなCX-5について、おすすめのグレードや装備についてご紹介しようと思います。
※画像はマツダHPより引用
マツダのSUV事情

出典:マツダHP CX-30
マツダと言えば、ひと昔前までは、エクステリア、インテリア共に特に特徴が無く、正直あまり惹かれる要素がありませんでしたが、ここ3年くらいはエクステリア、インテリア共に欧州テイストのデザインになってきており、質感がかなり高く、すっかり人気のブランドに成長しましたね。
特に人気が高いのがSUVカテゴリーで、コンパクトのCX-3、ミドルサイズのCX-5、7人乗り仕様のラージタイプのCX-8とラインナップがかなり豊富です。


また、マツダはSUVカテゴリーにかなり自信を持っており、MPVやプレマシーなどのミニバンラインナップを廃止するなど、かなり大胆な決断をしています。
マツダCX-5の各グレードと特徴

出典:MAZDA HP
CX-5はマツダの顔とも言える大人気のSUVのため、マツダは特に力を入れており、パワートレインと装備のバリエーションが幅広いです。パワートレインのバリエーションだけでも以下の通り。
グレード | エンジン | 価格 |
20S(2WD) | 2.0 直4 DOHC | ¥2,618,000 |
20S PROACTIVE(2WD) | 2.0 直4 DOHC | ¥2,854,500 |
25S(4WD) | 2.5 直4 DOHC | ¥2,849,000 |
25S PROACTIVE(4WD) | 2.5 直4 DOHC | ¥3,085,500 |
25S L Package(2WD) | 2.5 直4 DOHC | ¥3,107,500 |
25S L Package(4WD) | 2.5 直4 DOHC | ¥3,338,500 |
25T L Package(2WD) | 2.5 直4 DOHC ターボ | ¥3,421,000 |
25T L Package(4WD) | 2.5 直4 DOHC ターボ | ¥3,652,000 |
25T Exclusive Mode(2WD) | 2.5 直4 DOHC ターボ | ¥3,740,000 |
25T Exclusive Mode(2WD) | 2.5 直4 DOHC ターボ | ¥3,971,000 |
XD(2WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥2,937,000 |
XD(4WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,168,000 |
XD PROACTIVE(2WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,173,500 |
XD PROACTIVE(4WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,404,500 |
XD L Package(2WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,426,500 |
XD L Package(4WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,657,500 |
XD Exclusive Mode(2WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,745,500 |
XD Exclusive Mode(4WD) | 2.2 直4 DOHC ディーゼル | ¥3,976,500 |
CX-5のパワートレインはガソリンモデルとディーゼルモデル2種類で、ガソリンモデルは2L、2.5L、2.5Lターボ、ディーゼルモデルは2.2Lとなります。また、上記はいずれもATですがディーゼルにはMTも用意されているので、ファミリー層から走りを求めるユーザーまで幅広いニーズにマッチした車と言えますね。
それぞれグレードを見ていきましょう。
ガソリンモデル
20S
マツダCX-5の中で最も廉価なモデルです。車両価格も税込¥2,618,000(2WD)でこのクラスのSUVとしては抑えられている方ですね。
20S PROACTIVE
20S PROACTIVEの購入価格は税込¥2,854,500(2WD)で、20Sと比較して以下がオプションで設定できるようになります。
- 【標準】レーンキーン・アシスト・システム(LAS)
- 【標準】アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
- 【標準】交通標識認識システム(TSR)
- 【標準】パワーリフトゲート
- 【標準】アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラス照射タイプ/カラー)
- 【標準】ステアリングシフトスイッチ
- 【標準】ステアリングヒーター
- 【標準】フロントシート運転席パワーシート
- 【おすすめ!】【標準】フロントシートヒーター
- 10スピーカー
- BOSEサウンドシステム
- 【標準】19インチタイヤ&ホイール
特におすすめなのがシートヒータがオプションであることです。シートヒータはその名の通りシートにヒータが内蔵され、太もも裏と背中を直接温めることができる優れものです。直接身体を温めるため、空気を温めるエアコンと比較すると効率が良く、燃費改善にも効果があります。
25S
25Sの購入価格は税込¥2,849,000(4WD)で、4WD専用グレードとなります。
25S PROACTIVE
25S L Package(4WD)の購入価格は税込¥3,085,500で、20Sと比較して以下オプション設定が可能です。
- 【標準】アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
- 【標準】交通標識認識システム(TSR)
- 【標準】パワーリフトゲート
- 【標準】フロントシート 運転席パワーシート
- 【おすすめ!】【標準】フロントシートヒーター
- 10スピーカー
- BOSEサウンドシステム
- 【標準】19インチタイヤ&ホイール
25S L Package
25S L Package(2WD)の購入価格は税込¥3,107,500で、25S PROACTIVEと比較して以下オプション設定が可能です。
- 【標準】フロントフォグランプ(LED)
- 【標準】IRカットガラス(フロントガラス/フロントドア)
- 【標準】フロントシート 助手席パワーシート
- 【おすすめ!】【標準】セカンドシート シートヒーター(左右席)
見所は後席用シートヒーターが標準装備であること。後席用のシートヒーターはもはや贅沢品ですが、多人数で乗る頻度が高い場合は、冬場に非常に重宝します。特に後席の空調は効きが前席より遅くなる傾向にありますからね。
仲の良い仲間同志4人でスノーボードに行くシーンなどで活躍します。
この他シート表皮もレザーとなります。
25T Exclusive Mode
25Tにのみ設定のあるこの25T Exclusive Mode。購入価格は税込¥3,740,000と中々のお値段ですが、とにかくフル装備です。L Packageと比較すると以下の通りです。
- 【標準】360°ビュー・モニター
- 【標準】フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
- 【標準】自動防眩ルームミラー(フレームレス)
- 【標準】7インチマルチスピードメーター(TFTカラー)
- 【おすすめ!】【標準】フロントシート シートベンチレーション
- 【標準】CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)
- 【標準】10スピーカー
- 【標準】BOSEサウンドシステム
中でもおすすめは前席に標準装備されるシートベンチレーション。以下の画像の様にシートバックと着座位置にファンが付いており、空気を吸入し冷風感を得ることが出来夏場に大活躍です。この装備、同じ車格で言うとトヨタのハリアーにはオプション設定すら無く、レクサスNXに装備されるアイテムです。
これが300万円台のCX-5で標準装備ですからコスパは良いと言えます。

出典;MAZDA HP
ディーゼルモデル

ディーゼルモデルはガソリンモデルと比較して、燃費が良くなる傾向にあります。また、MAZDAが特に力を入れている分野ですので価格設定もやや強気ですね。ガソリンモデルの同一グレードで比較しても30万円ほどディーゼルが高くなります。
以下各グレードの仕様差はガソリンモデルの同グレードとの比較です。
XD
ディーゼル仕様のエントリーモデルです。購入価格は2WDで税込¥2,937,000です。ガソリンモデルの20Sとの仕様差は以下です。
- 【標準】ナチュラル・サウンド・スムーザー
このナチュラル・サウンド・スムーザーはディーゼル仕様特有の部品で、SKYACTIV-Dの優れた静粛性をさらに高めるためのアイテムです。
XD PROACTIVE
以下20S PROACTIVEとの比較です。
- 【おすすめ!】電動スライドガラスサンルーフ
- 【標準】ナチュラル・サウンド・スムーザー
SUVとして付けておきたい装備がこの電動スライドサンルーフ(オプション)です。完全に贅沢品ですが、リセールも一般的に高くなる傾向にあり、快適性の観点からもぜひ付けておきたいですね。
XD L Package
XD L Packageの購入価格は、2WDで税込¥3,462,500となっており、25S L Packageとの違いは以下の通り。
- i-ELOOP
- 【おすすめ!】電動スライドガラスサンルーフ
- 【標準】ナチュラル・サウンド・スムーザー
XD Exclusive Mode
CX-5の最高峰モデルです。XD Exclusive Modeの購入価格は、2WDで税込¥3,745,500、4WDで税込¥3,976,500となっており、400万円に届きそうな価格です。XD L Packageとの違いは以下の通り。
- i-ELOOP
- 【おすすめ!】電動スライドガラスサンルーフ
- 【標準】ナチュラル・サウンド・スムーザー
室内空間の居住性はバツグン!

出典:MAZDA HP
CX-5はこのクラスのSUVならではの室内空間の広さが嬉しいですが、シートアレンジの自由度が高いことが特徴の一つです。上の画像は後席のセンターのみ倒したレイアウトになりますが、ボードや長い荷物を積む時などに非常に重宝します。後席のセンターのみ倒せるSUVはありそうで意外に無いんですよね。
これならボードに行く時も、4人乗車でボードも詰めるので便利です。
安全機能も充実

出典;ヘッドアップコックピット MAZDA HP
安全面ではマツダの安全装置である「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ プロアクティブ セーフティ)」を採用しました。これは、危機の未然回避という考え方で、ドライバーの脇見や居眠りを検知して警告するという優れものです。うかつに脇見が出来なくなりますね 笑。その他高速道路での巡行時に重宝する追従走行機能やステアリング操作支援なども備わっています。
また、最近の車には珍しくなくなってきていますが、フロントガラスにナビ画面を投影するヘッドアップコックピットは、目線の動きを最小限に留め、ドライバーの安全運転を支援する便利な機能ですのでおススメです。
いかがでしたか?CX-5はSUVに力を入れるマツダにとって、本気の1台となりそうです。気になる方は、一度ディーラーへ足を運んでみてはいかがでしょうか。