トヨタは東京モーターショー2019のMEGA WEB会場で開催されるFUTURE EXPOで、超小型2人乗りEV(電気自動車)を一般公開すると発表しました。
EV開発に力を入れているトヨタにとって、また新たなEVが市場に投入されようとしています。トヨタのEV開発については、以下も参照ください。
車名もまだないこの超小型EV。一体どんなクルマなのでしょうか?引用元は以下です。
https://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=7010/id=88845/
【ターゲットは初心者ドライバーと高齢者】
この超小型EVの活用シーンとしては、初心者ドライバーや高齢者が近距離の買い物等でチョイノリするシーンを想定しています。
元々EVのネックとしては、航続距離の短さがありますが、普段車で遠出することが無い方にはピッタリの車ではないでしょうか。
プリウスPHVなどのPHV(プラグインハイブリッド)車も、往復50㎞程度の通勤や、近距離の買い物などをEVモードで賄い、遠出する際にガソリンを使用し後続距離を確保しますが、どうしても車両価格としては高くなります。
【ガソリンを入れる必要も無い】
特に田舎の高齢者の方にとっては、家とスーパーや病院などの往復のみ車を使いたいという方が多いと思います。
この超小型EVは当然EVなので給油する手間も省け、家のガレージで充電することが可能なので、これから迎える超高齢化社会にマッチした車と言えます。
車両価格がどれほどか未定ですが、お買い求め易い価格に収まるものと思われます。
【車両スペック】
現在判明している車両スペックは以下の通りです。
全長:2492㎜
全幅:1290㎜
全高:1550㎜
最小回転半径:3.9m
これを見るとサイズ感は軽自動車並みで、かなりコンパクトであることが分かります。
また気になる航続距離ですが、満充電で100㎞程度走行が可能で、充電時間は200V電源で約5時間程度とのことです。普段の生活圏のみの移動に限れば十分な後続距離で勤務地までの往復が50km程度の方は通勤としても使えそうです。あくまで普段の生活圏内の移動手段と割り切れば、コスパが良さそうですね。
いかがでしたか?衝突安全装備も準備されるとのことで、走行安全の面でも安心です。2020年はトヨタだけではなく、国内各カーメーカからこの様なコンセプトの車が次々に出てくると思います。今後のコンパクトEV市場に注目しましょう。