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浮体式(メガフロート)洋上風力発電に対応!清水建設が最大級クレーン付き船舶を建造

 大手ゼネコンの清水建設が、世界最大級のクレーン付き船舶の製造に着手。完成は令和4年10月で、投資額は500億円とのことです。この船舶は洋上風力発電の建設にも対応しています。ここでは洋上風力発電の今後の可能性について紹介します。

【洋上風力発電とは?】

 洋上風力発電とは、その名の通り海上に建設する風力発電のことを指します。メガフロートと呼ばれる巨大な浮遊構造物の上に風力発電を建てる訳です。

【風力発電の立地条件】

 風力発電はどんなものか大体イメージできると思いますが、そもそもどんな立地条件だと思いますか?主に以下の3つが挙げられます。

年間を通して安定した風が得られる

 風の力を利用して電気エネルギーに変換するため、当然風力が必要になります。更にそれが年間を通して吹いていることが望まれます。一般的に風速で6.5m/s以上は必要と言われています。

広大な土地である

 風力発電1機当たりかなりのスペースが必要で、それを複数立てるとなるとそれなりの敷地面積が必要です。

周辺環境への負荷が少ない

近くで見たことのある方は分かると思いますが、風力発電はかなり騒音が大きいです。ですので周辺に人が住んでいる場合は、理解が必要となります。

以上のことから風力発電の立地としては、「年中強い風が吹いていて、土地が広大で、人里離れた場所」が適しています。しかし、面積の狭い日本においてこれらを全て満たす場所というとかなり限られてきます。

【海洋面積が広大】

 風力発電の立地条件を全て満足する場所。。そう海です。周囲を海に囲まれている日本にとって海洋面積はかなり広大です。よってメガフロートを浮かべて、風力発電が建設することが可能になれば、可能性が無限大に拡がるわけです。

 クリーンエネルギーとして風力はかなり前から注目されていましたが、この立地条件が課題でした。しかし、海洋風力発電建設の技術があればこの課題はクリアされます。

↑洋上風力発電のイメージ↑

 いかがでしたか?会場に巨大な風力発電が数多く立っている光景は、想像するだけでかなり迫力がありますね。ここではメリットだけ紹介しましたが、実際は送電線を海底を這わせる必要があったり、地上と比較してメンテナンスが難しくなったりと、クリアすべき課題はまだまだあります。ですが燃料自給率の低い日本にとって、クリーンエネルギーで発電を賄えることは、かなりのメリットがあります。今後の動向に注目ですね!最後まで読んで頂きありがとうございました。

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