国産4WDの正に頂点に君臨しキング・オブ・SUVと言えるランドクルーザー。地球が滅亡してもランクルは生き残る、と言われる程耐久性の高さはピカイチです。
この記事では、ランドクルーザー(以下ランクル)のグレードごとの価格や特徴についてご紹介します。
※画像はTOYOTA HPより引用
トヨタ ランドクルーザーとは?
出典:TOYOTA HP
ランドクルーザー(以下ランクル)はトヨタ自動車が製造&販売するラージサイズSUVです。SUVというよりは、山や川などの大自然を悠然と走ることができる本格的なオフローダーですね。
その高い悪路走破性から、世界中の砂漠や河川、ぬかるみ、岩石路など様々な場所で活躍しています。
ランクルの弟分であるランクルプラド、ランクルのレクサスブランド車のレクサスLXについてはこちらも参照ください。
ランクルの車両価格はエントリーモデルであるGXで400万円後半、最上位のZXで700万円程と、価格としては決して安くはありませんが、居住性に優れた1台で価格以上の価値を得ることができます。
ランクルの各グレードと特徴
出典:TOYOTA HP
ランクルのパワートレインはガソリンモデルの一択で4.6LのV8エンジンです。
高まる環境意識の中エンジンのダウンサイジング化が進んだ結果、現在V8エンジンを積んでいるトヨタ車も少なくなってきていますね。
以下ランクルのグレードと価格をまとめました(2020年5月時点)。
グレード | エンジン | 価格 |
GX | 4.6 V8 DOHC | ¥4,826,800 |
AX | 4.6 V8 DOHC | ¥5,247,000 |
AX”G セレクション” | 4.6 V8 DOHC | ¥5,979,600 |
ZX | 4.6 V8 DOHC | ¥6,974,000 |
GX
エントリーグレードです。ランクルのグレードの中で唯一の5人乗り仕様です。
AX
8人乗り仕様です。GXに対して内外装共に質感がアップしています。
AX”G セレクション”
8人乗り仕様です。ZXと共通の仕様も多くプレミアムな印象があります。
ZX
8人乗り仕様でランクル最高グレードです。オフロードとしての機能、内装の高級感どれをとっても一級品です。
KINTOでランクルに乗る
エントリーグレードでも中々手が出ないランクルですが、ずっと所有する訳では無いなら、トヨタの「KINTO」で新車に乗ることもおすすめです。
シェアカーが普及するなど車の在り方も変わってきており、車を所有するのではなく「新車を借りる」時代になってきています。
KINTOは購入でもシェアでもない、新しいクルマの持ち方です。 3つの大きな特徴があります。
1.頭金なし&月々定額
2.自動車税・任意保険など、必要な費用が料金に含まれる
3.愛車ポイントサービスでギフトがもらえる
ローンを組みたくない、長期保有するつもりは無く色々な車に乗りたい、という方におすすめです。
ランクルの各グレードごとの仕様差
出典:TOYOTA HP リアエンターテイメントシステム
ここでは各グレードごとの仕様差についてまとめていますので参照ください。
○:標準、△:オプション
エクステリア
装備 | ZX | AX”Gセレクション” | AX | GX |
ホイール&タイヤ | 20インチアルミ (18インチのレスオプションも可能) | 18インチアルミ | ← | 17インチアルミ |
タイヤ空気圧警報システム | △ | △ | △ | – |
4Wheel AHC&AVS | ○ | – | – | – |
KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム) | – | ○ | – | – |
VGRS(バリアブル・ギア・レシオ・ステアリング) | ○ | ○ | – | – |
マルチテレインセレクト+クロールコントロール | ○ | ○ | ○ | ○ |
ドライブモードセレクト | ○ | – | – | – |
UVカットフロントドアグリーンガラス | ○(撥水機能付き) | ← | ← | ○ |
チルト&スライド電動ムーンルーフ | ○ | △ | △ | △ |
アウトサイドドアハンドル | メッキ | カラード | ← | ← |
ドアベルトモール | ステンレス | ← | ← | ブラック |
サイドステップ | エアロタイプ(照明付き) | アルマイト | ← | △(アルミ) |
リアスポイラー | ○ | – | – | – |
注目はマルチテレインセレクト&クロールコントロールが全グレード標準装備であることです。ランクルプラドだと最上級グレードのTZ-Gのみオプション設定されていますが、さすがのランクルは全装備ですね。
様々な5種類の路面状況(ROCK、ROCK&DIRT、MOGUL、LOOSE ROCK、MUD&SAND)に対して、4輪に最適なトルクを配分し、悪路走破性を高める機能です。ザ・オフローダーと言える機能ですね。
エクステリアに関しては、ZXは電動ムーンルーフが標準です。
安全装備
装備 | ZX | AX”G セレクション” | AX | GX |
ヘッドランプ(オートレベリング機能付き) | LED(ハイ&ロー) | ← | ← | ハロゲン(ハイ)、LED(ロー) |
LEDフロントフォグランプ | ○ | ○ | ○ | △ |
ドアミラー | 電動 | ← | ← | 手動 |
ドアミラー足元イルミネーション | ○ | ○ | – | – |
オートワイパー | ○(雨滴感応式) | ← | ← | ○(時差式) |
ウォッシャー連動間欠リアワイパー | ○(リバース連動) | ○ | ○ | ○ |
Toyota Safety Senseは全グレードで標準装備です。その他GXは必要最低限の機能を備えています。
操作性
出典:TOYOTA HP ZX
装備 | ZX | AX”G セレクション” | AX | GX |
パワーバックドア(上側のみ) | △ | – | – | – |
チルト&テレスコピックステアリング | 電動+メモリー付き | 電動 | 手動 | ← |
ステアリングホイール | 木目調+本革巻き | ← | 本革巻き | ウレタン |
ステアリングヒーター | ○ | ○ | – | – |
パーキングブレーキレバー | 本革巻き | ← | ビニールレザー巻き | ← |
フルオートエアコン | 前後左右独立温度コントロール | ← | ← | 前席左右独立温度コントロール |
ZXはパワーバックドアがオプション選択できます。また、GXを除くグレードでエアコンはセカンドシート含めた4席独立で温度設定が可能です。4席独立温度設定が可能な車は、トヨタではこのランクルとレクサスLS、LXなど高級グレードのみの装備です。
インテリア
出典:TOYOTA HP 8seater
装備 | ZX | AX”G セレクション” | AX | GX |
クールボックス | △ | △ | △ | – |
シート表皮 | プレミアムナッパ本革 | 本革 | モケット | トリコット |
フロントシート | 電動(メモリ付き) | ← | 手動 | ← |
アクティブヘッドレスト | ○ | ○ | ○ | – |
シートバックポケット | 表皮巻き | メッシュ | ← | ← |
シートベンチレーションシステム | ○ | – | – | – |
シートヒータ(前席&後席左右) | ○ | ○ | – | – |
セカンドシート | シートバック4:2:4分割 ※ZXはパワースライド機構 | ← | ← | シートバック6:4分割 |
サードシート(GX以外) | セミパワー | マニュアル | ← | – |
パワーイージーアクセス(運転席) | ○ | – | – | |
リアエンターテイメントシステム | △ | – | – | – |
リアヒーターコントロールパネル | 木目調 | ← | ← | – |
ドアグリップ | 高輝度シルバー | ← | ← | ブラック |
インストルメントパネル&ドアトリム | 木目調 | ← | ← | ブラック |
ピラーガーニッシュ | ファブリック | ← | ← | 樹脂 |
ドアスカッフプレート | フロント照明付き・ステンレス | 樹脂 | ← | ← |
フロントリアパーソナルランプ | ○(LED) | ○ | ○ | ○ |
インサイドドアハンドルイルミ | ○ | – | – | – |
イルミネーテッドエントリーシステム | ○ドアトリム、足元、センター | ○ | ○ | ○ |
ドアカーテシランプ | ○(LED) | ○ | ○ | – |
おくだけ充電 | △ | △ | △ | – |
アクセサリ充電 | ラゲージAC100V | ← | ← | ラゲージDC12V |
GXを除くグレードでオプション設定のあるクールボックス。クールボックスとは、冷蔵庫の機能を持つものになり、ドリンクなどを冷やすことができます。完全に贅沢品ですね。
インテリアは特にグレードの差が付きます。特にZXは目に付く箇所、手に触れる箇所の高級感が素晴らしく、レクサス顔負けの仕様となりますね。そうそう購入できる金額ではありませんが。。
また定員はGXが5人乗り、それ以外が8人乗りで異なる点は、前車がトノカバー、後者がサードシート標準となります。8人乗り仕様はサードシートは跳ね上げ式で、ZXは電動収納が可能です。
いかがでしたか?ランクルはエクステリアデザインがシティユースにもマッチし、岩石路やぬかるみなどの走行にも適しているオフローダーとしての顔も持っているため、活躍のシーンが多様なSUVと言えます。
フルモデルチェンジが近々ある噂もあり、今後の動向に注目したいですね。