2009年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車のラージサイズSUVであるランドクルーザープラド。
そこから2017年9月にマイナーチェンジされ、デザインの変更、装備の充実、ディーゼルグレードの追加という変更点がありました。
この記事では、ランドクルーザープラド(以下ランクルプラド)のグレードごとの価格や特徴についてご紹介します。
※画像はTOYOTA HPより引用
トヨタ ランクルプラドとは?

出典:TOYOTA HP
前述の通りトヨタ自動車が製造&販売するラージサイズSUVです。SUVというよりは、山や川などの大自然を悠然と走ることができる本格的なオフローダーですね。
車両価格は300万円後半~500万円で、価格としては決して安くはありませんが、居住性に優れた1台で価格以上の価値を得ることができます。
兄弟車のランクルは以下参照ください。
ランクルプラドの各グレードと特徴

出典:TOYOTA HP
ランクルプラドのパワートレインは2.7L直列4気筒ガソリンと、2.8L直列4気筒ディーゼルの2つです。
以下グレードと価格をまとめました(2020年5月時点)。
| グレード | エンジン | 価格 |
| TX(5人) | 2.7L 直4 DOHC | ¥3,603,600 |
| TX(7人) | 2.7L 直4 DOHC | ¥3,760,900 |
| TX”Lパッケージ”(5人) | 2.7L 直4 DOHC | ¥4,122,800 |
| TX”Lパッケージ”(7人) | 2.7L 直4 DOHC | ¥4,280,100 |
| TXディーゼル(5人) | 2.8L 直4 DOHC ディーゼル | ¥4,229,500 |
| TXディーゼル(7人) | 2.8L 直4 DOHC ディーゼル | ¥4,386,800 |
| TXディーゼル”Lパッケージ”(5人) | 2.8L 直4 DOHC ディーゼル | ¥4,754,200 |
| TXディーゼル”Lパッケージ”(7人) | 2.8L 直4 DOHC ディーゼル | ¥4,911,500 |
| TZ-G | 2.8L 直4 DOHC ディーゼル | ¥5,462,600 |
TX
エントリーグレードです。5人乗りと7人乗りで選択可能です。
TX”Lパッケージ”
こちらも5人乗りと7人乗りで選択可能です。TXに対して内外装共に質感がアップしています。
TZ-G
ディーゼル仕様&7人乗り仕様で、ランクルプラドの最高グレードです。オフロードとしての機能、高級感どれをとっても最高峰です。
ランクルプラドの各グレードごとの仕様差
ここでは各グレードごとの仕様差についてまとめていますので参照ください。全グレード共通仕様は省略しています。
○:標準、△:オプション
エクステリア
| 装備 | TZ-G | TX”L パッケージ” | TX |
| ホイール&タイヤ | 19インチアルミ(切削光輝) | 17インチアルミ(シルバーメタリック) | ← |
| タイヤ空気圧警報システム | △ | ← | ← |
| AVS&リア電子制御エアサスペンション | ○ | – | – |
| KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム) | ○ | – | – |
| ばね上制振制御 | ○ | (ディーゼルのみ) | ← |
| マルチテレインセレクト+クロールコントロール | △ | – | – |
| 電動リアデフロック | △ | △(ディーゼルのみ) | ← |
| トルセンLSD | ○ | – | – |
| ドライブモードセレクト | ○ | – | – |
| クリアランスソナー&バックソナー | ○ | △ | ← |
TZ-Gで注目はマルチテレインセレクト&クロールコントロールがオプション設定できることです。様々な5種類の路面状況(ROCK、ROCK&DIRT、MOGUL、LOOSE ROCK、MUD&SAND)に対して、4輪に最適なトルクを配分し、悪路走破性を高める機能です。ザ・オフローダーと言える機能ですね。
安全装備
| 装備 | TZ-G | TX”L パッケージ” | TX |
| ブラインドスポットモニター | △ | ← | – |
| EBD(電子制動力配分制御)付ABS | ○ | (ディーゼルのみ) | – |
| ドアミラー足元イルミネーション | ○ | ← | – |
| オートワイパー | ○(雨滴感応式) | ← | ○(時差式) |
| 防眩インナーミラー | ○(自動防眩式) | ← | ○ |
Toyota Safety Senseは全グレードで標準装備です。
操作性

出典:TOYOTA HP TZ-G
| 装備 | TZ-G | TX”L パッケージ” | TX |
| チルト&テレスコピックステアリング | 電動 | 手動 | ← |
| センタークラスターモジュールスイッチ | ○ | – | – |
| ステアリングホイール | 木目調+本革巻き | 本革巻き | ノーマル |
| センタークラスターパネル(金属調) | ○ | – | – |
| センタークラスターサイドニーパッド(本革+ステッチ) | ○ | ← | – |
| インサイドドアハンドル | シルバー加飾 | ← | – |
| エアコンレジスター金属調加飾 | ○ | ← | – |
TZ-Gはステアリング本木目となり高級感が増します。また、7人乗り仕様はドアスカッフプレートがサードシート専用品となります。
インテリア

出典:TOYOTA HP 7seater
| 装備 | TZ-G | TX”L パッケージ” | TX |
| クールボックス | △ | – | – |
| シート表皮 | 本革 | ← | ファブリック |
| フロントシート | 電動 | ← | 手動 |
| 快適温熱シート(運転席&助手席) | ○ | ← | – |
| サードシート(7人乗り仕様のみ) | 電動 | ← | – |
| センターコンソールイルミネーション | ○ | ← | – |
| パワーウィンドウスイッチ | ブラック+ピアノブラック | ブラック | |
| パワーウィンドウスイッチ先端 | メッキ | – | |
| ラゲージ | パッケージトレイ | トノカバー | |
| ナノイー | △ | – | |
| 室内照明 | ルームランプ・前席カップホルダー ・アームレスト下 | ルームランプ |
TZ-Gのみオプション設定のあるクールボックス。クールボックスとは、冷蔵庫の機能を持つものになり、ドリンクなどを冷やすことができます。完全に贅沢品ですね。
インテリアは特にグレードの差が付きます。シート表皮や金属調・ピアノブラックの加飾が増え、高級感が出るグレードとなります。また、室内照明も増えます。
5人乗りと7人乗りで異なる点は、前車がトノカバー、後者がサードシート標準となります。7人乗り仕様はサードシートは跳ね上げ式では無く、セカンドシート下に格納されるため、ラゲージスペースをかなり広く使える点が嬉しいですね。
いかがでしたか?ランクルプラドはエクステリアデザインがシティユースにもマッチし、岩石路やぬかるみなどの走行にも適しているオフローダーとしての顔も持っているため、活躍のシーンが多様なSUVと言えます。
ただ、2017年にマイナーチェンジがあったとはいえ、フルモデルチェンジから10年以上経過しており基本的な設計が古いことは否めません。フルモデルチェンジが近々ある噂もあり、今後の動向に注目したいですね。
