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日産新型KICKS(キックス) e-POWERの各グレードの価格や特徴は?

 2020年6月より国内で販売が開始される日産のKICKS e-POWER。2016年に海外ではデビュー済みで、今回e-POWERとなって国内デビューとなりました。

 この記事では、KICKS e-POWERのグレードごとの価格や特徴についてご紹介します。

※画像はNISSAN HPより引用

日産KICKS(キックス)e-POWERとは?

出典:NISSAN HP

 KICKS(キックス)e-POWERは日産が製造&販売するコンパクトSUVです。

 得意分野である日産の独自技術「e-POWER」が搭載されたSUVです。日産としてもe-POWERをSUVに採用したのはキックスが初で、注目度の高い車であることは間違いないです。

KICKS(キックス)の各グレードと特徴

出典:NISSAN HP

 KICKSのパワートレインは、エンジン+モーターです。エンジンと言ってもエンジンで直接駆動する訳では無く、バッテリーに充電するための原動機です。この様にバッテリーとモーターだけの純粋な電気自動車ではなく、航続距離を延ばす目的でエンジンを搭載することをレンジエクステンダーと言います。

 ガソリンエンジンが分かりやすいですが、例えば、トヨタMIRAIの様なFCVタイプもレンジエクステンダーと言えます。この場合は、FCスタックで水素を電気に変換します。

 KICKSのグレードと価格をまとめました(2020年7月時点)。

グレードエンジン価格
Xエンジン + モーター¥2,759,900
X ツートーンインテリアエディションエンジン + モーター¥2,869,900

X

 エントリーモデルです。

X ツートーンインテリアエディション

  Xと比較して変わるのはインテリアのみで、その名の通りツートーンインテリアであることと、ドアトリム、シート表皮の材質・色が異なることです。

 また、シートヒーター(前席)、ステアリングヒーターが標準装備です(Xはオプション)。

KICKS(キックス)の各グレードごとの仕様差

 ここではRAV4 PHVの各グレードごとの仕様差についてまとめていますので参照ください。2グレード共通で標準仕様は省略してます。

 ○:標準、△:オプション

エクステリア

出典:NISSAN HP 17インチホイール

 エクステリアに関しては、2グレードとも17インチホイールとなります。デザイン性があって中々かっこいいホイールです。

安全装備

 日産の安全技術は高く、以下の様な日産独自の安全機能があり、KICKSも2グレードとも標準装備です。

プロパイロット

出典:NISSAN HP

 プロパイロットは日産の自動運転技術の一つで、特に高速道路での長距離運転時に効果を発揮します。

単調な“渋滞走行”と長時間の“巡航走行”。高速道路で負担を感じる二大シーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがアシスト。高速走行におけるドライバーの負担を軽減します。

引用元:NISSAN HP

 プロパイロットでできることは主に以下の2点です。

  • 車間距離をキープ
  • 車線中央をキープ

 プロパイロットは、LEAFなどでも既に装備されているため、特別新しい技術という訳ではありませんが、日産の象徴ともいえる技術です。

 ですが、いくら自動で速度や車線をコントロールしてくれるとは言え、あくまで運転者が安全に運転する前提の補助機能であるため、過信しない様にしましょう。

 自動運転については、こちらも参照ください。

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インテリジェントアラウンドビューモニター

出典:NISSAN HP

 車を駐車する際に、上空から見下ろしているかのような映像にして日産オリジナルナビゲーション画面(またはインテリジェント ルームミラーのディスプレイ)に表示し、駐車を支援する機能です。

 周囲の車両や障害物、人などの位置が一目で分かるため、駐車が苦手な方や、スーパーなどの混みあった駐車場で役立ちます。また、人や自転車など周囲に動くものがいる場合には、表示とブザーで注意を促します。

 ちなみに、トヨタの同機能で「パノラミックビューモニター」という機能も存在します。

操作性

出典:NISSAN HP

装備X ツートーンインテリアX
ステアリングヒーター

 2グレード間の仕様差は、ステアリングヒーターがオプションか標準かの違いのみです。

 また、上の画像の様にシフトノブの周囲にe-POWERモードスイッチをはじめ、プッシュパワースターターやEVモードスイッチなどを集約し、人間工学の観点で操作性を高める工夫がされています。

インテリア

出典:NISSAN HP 左:X、右:X ツートーンインテリアエディション

 グレード名が示す通り、2グレード間で最も違いが出るポイントがインテリアです。


装備
X ツートーンインテリアX
ツートーンインテリア
シート表皮合皮
(ダブルステッチ付)
合皮+織物
(ダブルステッチ付)
ドアトリムクロスオレンジタンブラック
シートヒータ(前席)

 画像を見てもらえれば一目瞭然ですね。オレンジ色の合皮が高級感があります。XとXインテリアエディションの価格差が11万円ですから、インテリアの質感を向上させ、シートヒータなどの温熱快適アイテムも付いてくると考えれば、断然インテリアエディションが買いですね。

 同クラスのSUVはこちらを参照ください。

https://shigotonokokoroe.com/cost-and-character-about-toyota-chr/

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 いかがでしたか?日産KICKSはSUV初のe-POWERということで、激戦コンパクトSUV市場に「先進性」をテーマに参戦してきました。

 ゴーンの退任劇や、役員の転職、コロナなどが重なり、苦境に立たされている日産の切り札になるか、注目ですね。

 購入を検討されている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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