職場において良好な人間関係を築くことはとても大切です。これは他部署、仕入先、顧客についても同様で、相手のことを「知ること」だけではなく「知ろうとすること」は相手にもその意思が少なからず伝わり、相手もこちらに対して心を開きやすくなります。
自分の身に置き換えてみてください。自分のことに無関心の人と、自分のことを知ろうとしてくれる人とでは、どちらが心を開きやすいですか?他人を知ろうとする意識を示すことで、腹を割った話がし易くなり、結果的に仕事を進めやすくなる場合が多いです。
ここでは他人を知ること、知ろうとすることのメリットについて説明していきます。
情が湧く
ある程度自分のことを知ってくれていたり、知ろうとしてくれる姿勢を見せられると自分を気に掛けてくれている、と感じますよね。この様に自分のことを気に掛けてくれると、その人がもし困っていたら助けてあげたくなりますよね?
普段こちらに依頼を一方的に投げてばかりの人と、誠実な対応を取ってくれる人とでは、後者の方を助けてあげたくなります。いざという時に人に助けてもらえる様に普段の行動を心掛けましょう。
良き協力者になる
「情が湧く」と意味合いは近いですが、いざという時に同じように助けを求められた場合、自分に無関心な人と、自分に心を開いてくれる人とどちらに協力したいですか?
当然自分のことを知ろうとしてくれる人ですよね。また、業務上別のある人を説得する必要がある場合があったとすると、その人を味方につけて援護射撃をしてもらうことで、仕事を有利に進めることもできます。
会議の中で味方が一人もいない場合と、優れた協力者がいる場合とでは大きな違いです。自分の導きたい方向に導くための戦略として、良き協力者は多い方が良いです。
職場の風通しが良くなる
「知ろうとする」ことはこれ以上に腹を割って話し易くなることを意味します。腹を割って話ができる様になると、ミスコミュニケーションの削減に繋がり、手戻りが減り、業務効率の面でもメリットがあります。
職場の風通しが良く、連携がしっかり取れていれば防げた手戻りは、意外と多いですよね?常に自分の意見を発言し易い職場でありたいものです。風通しの良い職場は、「誰誰と連携が不十分だったからミスが起きた」という様なつまらないミスを減らすことが出来ます。
いかがでしたか?職場には付き合いやすい人、気難しい人、様々だと思います。ですが、仕事のできる人は分け隔てなく気配りができ、そういう人の強み弱み、性格を理解した上で、その人をうまく利用することが出来ます(言葉は悪いですが)。一旦心を開いてくれると思わぬ仕事上の才能を発揮する人もいます。人ってわからないですよね。皆さんも分け隔てなく人と付き合える様にするにはどうすれば良いか、考えてみると良いと思います。
職場での苦手な人との付き合い方についてはこちらも参考にしてみてくださいね。