人間関係

職場の人間関係などのストレスや上司のプレッシャーで限界。我が身を守るための5つのこと

 職場の人間関係や仕事内容について、多かれ少なかれ悩みを抱える方が大半だと思います。人間関係であれば上司の圧力であったり、業務量過多により自分が肉体的にも精神的にも潰されてしまうケースは多くあります。

 中には上司や周囲の期待が大きすぎて潰れてしまう人もいるでしょう。私の周りでも「自分はもっとできるはずだ」「休んで周囲に迷惑をかけてしまうのは恥だ」と考えて自分を追い込んでしまう人がいます。

 結果限界ラインを越えてしまい心身共にやられて休職してしまったり退職に追い込まれてしまう訳ですね。

 ここでは、人為的負荷、業務的負荷などのストレスから自分の身を守るための方法・心構えについて説明しようと思います。

仕事で責任感を持ちすぎないこと

 私の勤めている会社は世間一般で言うと激務であるため、周りで精神的にやられてしまい長期休職を余儀なくされる人は結構います。その中で共通していることは責任感が強すぎる点です。

 「自分はデキる人間だ」「ダサい所は見せたくない」という仕事上での弱みを周囲に見せたくないプライドがあります。そのため、自分のキャパ以上の負荷が加わったり、難易度の高い業務を担当し壁にぶち当たった時に、心が折れてしまい精神的にダウンしてしまうパターンが多い様に思います。

 確かにサラリーマンは与えられた業務をやり遂げる義務があり、それを遂行することで対価として給料を得ています。それ故責任感を持つことは当然のことですが、気負いすぎると自分を追い込んでしまうことになるので、過度な責任感を持つことは要注意です。

 「なる様になるだろう」「だれかがやってくれるだろう」というある程度楽観的な姿勢で、ある種開き直ることが精神衛生上良いです。

 仕事は組織のものであり自分だけがやらないといけないものでは無い、ということを覚えておきましょう。

休日は仕事のことを忘れること

 仕事で自分の職務を果たせない時は仕事が終わった後も考え込んでしまうことが多いですよね。

 「なぜ失敗したのか?」「次はどうすれば良いのか?」という感じで前向きに考えられれば良いのですが、「自分のスキル不足で周辺に迷惑を掛けた」「自分が担当だったから失敗した」など自分を追い込んでしまう様な考え方だと、休日もずっと考え込んでしまい、精神的に追い込まれ逃げ場が無くなってしまいます

 独身ならまだしも、家庭を持っていると家族と過ごしている時に仕事のことをぼんやりと考えてしまうと、家庭環境への影響も出てきてしまうものです。

 仕事でストレスを抱えて休日もそれを引きずって家庭環境も崩れてしまう。

「仕事でも悩んでいて、休日も息つく暇がない。。」と悩んでしまいますよね。

 ですが休みの日は仕事のことは忘れる様にしましょう。考えても考えなくても結局月曜日の仕事のパフォーマンスは大して変わりません。そんなの無理だ!という方は、ランニングをする、ゲームをする、など仕事から意識を遠ざけることが大事です。これは現実逃避ではありません。休日は自分の好きなことを好きなだけやることが、健全な心を保つ秘訣になります。

 じゃないと心も身体ももたなくないですか?

 仕事のことでとことん悩むのは平日だけと割り切って、平日と休日のメリハリをしっかり付けましょう。むしろ全力で休日を楽しむことが、仕事への良い影響になります。

とにかく一人で抱え込まないこと

 精神的にやられてしまう人は、このタイプが多いです。ハムスターのヒマワリの種の様にとにかく自分で抱え込む。「他人に頼らなくても自分で何とかなる」「こんなこともできないのか!とショボい人間だと思われたくない」と考え込んでしまい、雪だるま式に問題を抱え込んでしまいます。

 一旦こうなると、周りにどの様に助けを求めたら良いか分からなくなってしまい、手遅れの状況になってしまいます。そうなる前にとにかく抱え込まないことが大事。周囲に相談してとにかく抱え込んでいることを吐き出すことが大事です。

 業務は個人のものでは無く組織のものです。会社は組織としてアウトプットを出すことが目的であり、個人レベルで抱え込むことは企業活動としてNGです。組織として業務が共有できていれば、有休休暇取得もハードルが下がります。

 職場で相談できる人がいなければ、友人。友人でも居なければ産業医や相談窓口でも良いです。しつこい様ですとにかく抱え込まずに吐き出すことが大事です。

キャパオーバーになる前に。。自分の限界を知ること

 日々の業務の中で、大変だけどまだまだやれる、これ以上やってしまうとちょっとマズいだろうな、という気づきがあると思います。

 コップに注がれた水をイメージします。コップは自分のキャパで、水は業務負荷だと思ってください。コップの容量は人によって異なります。同じ業務量でも平気な人と、そうでない人はいます。他人と比較しない様にしましょう。

 あの人はバリバリできているのに、同じ量の仕事は自分はこなせそうにない、と思いがちですが、それは全くおかしいことではありません。仕事のキャパは個人差があって当然ですからね。

 とにかく自分のキャパを把握することが重要です。「これ以上はちょっとヤバいな」と感じる所が自分のリミットだと思ってください。このラインに達したら上司・同僚、職場以外でしたら家族・相談窓口に相談する様にしてください。

ストレスで仕事に行けない。。思い切って退職することも必要なこと

 世間体を気にしたり、今の給与体系を失いたくない、という方もいるかと思いますが、仕事ができるのは身体と心の健康がある前提です。

 会社を辞めるということはかなり勇気の必要な大きな決断ですが、自分の身を守るために必要な選択肢でもあります。

 パワハラなどで退職のハードルが高い方に対しては、退職を代行するサービスもあります。とにかく無理をしない様にしてください。

退職のハードルが高くて悩む方へ!退職代行サービス「SARABA」は行政書士や転職サポートが充実  仕事をする上で職場環境に悩みを抱えている方は多いと思います。  上司からパワハラを受けている場合や、同僚と馬が合わない...

まとめ

 いかがでしたか?一度精神的にやられてしまうと、長期離脱となってしまい給料も入らなくなってしまうばかりか、生活にも大きな支障が出てきます。しかも一度なってしまうと再発してしまう可能性が高くなってしまいます。

・責任感を持ちすぎない

・休日は考え込まない

・自分だけで抱え込まない

・自分のリミットを把握する

・思い切って退職することも必要

 そうなってしまって心身共に棒に振ってしまうのか、一時のプライドを捨てて周囲に頼るのが良いのか、どちらが長い人生の中で賢い生き方だと思いますか?人間誰しも自分が一番かわいいです。会社に命を捧げる、こうでもしないと家族が食べて行けない、という気概は確かに重要です。

 ですが、それによってその家族に迷惑を掛け露頭に迷わせてしまうことに繋がることを、今一度認識しておいてください。困ったら産業医、相談窓口に相談しましょう。

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