新入社員の方にとって、10年後会社の中でどの様な人材であるべきかビジョンを描けている方はあまりいないと思います。目の前の仕事をこなしているうちにあっと言う間に10年を迎える人もいれば、入社して3年、5年、そして10年後のありたい姿を描いて、節目節目で目標設定しながら着実に10年過ごす人もいると思います。
正直10年後会社でどうなっていたいか?どうあるべきか?検討も付きませんよね。私も正直入社した時は5年後、10年後のありたい姿なんて検討も付きませんでした 笑。
ですが、こうして同じ会社に10年間勤めて、将来の社会人としてのビジョンを描いて、それを達成するために節目節目で何をすべきかもっと早く考えておくべきだった、とつくづく思います。
最初から目標設定とゴールを描けていれば、もっと自分自身のスキルや考え方を伸ばすことができた、と後悔しています。
この記事では、新入社員の方に向けて入社10年目の中堅社員が組織の中でどうあるべきか、お伝えしようと思います。
自分の使命と結果へのこだわり
社会人は結果が全てです。仕事のアウトプットで自身が価値が決まり、それ相応の対価が支払われます。これだけでも厳しい様に思われるかもしれませんが、中堅社員として求められることは、自身に与えられた担当業務の範疇を超え、その業務に影響する範囲まで視野を拡げた目標を設定できるか、ということだと思います。
学生と社会人の違いについてはこちらの記事でも触れています。
与えられた仕事を納期通りにやることは最低限果たすべき責任であるとして、それ以上の付加価値を創出できるかが求められます。
更に、自分自身だけでなく自組織の使命や役割を認識し、組織として目指すべき方向性を掲げることが求められます。
100のインプットに対して100のアウトプットは当たり前です。アウトプットを120にできるか?また、それを組織としてのアウトプットを120にできるか常に考えられる様になる必要があります。
入手した情報や新しい視点から課題形成する
長く同じ会社で仕事をしていると、自組織の考え方や動きを客観的に見ることが難しくなります。考え方が凝り固まって来る訳ですね。
これについては異業種、社外の方との交流により新たな視点を得ることで、自組織を俯瞰してみた時に、新たな切り口で課題にアプローチすることが求められます。
自組織を俯瞰して見れる様になってくると、前工程と後工程も含めたより広い視点での改善策を打ち立てることが出来る様になります。
自分のチームと前後の工程、関連する分野を客観的に見る意識を早い段階で持っておくと良いと思います。
普段の会社生活では得られない新たな考え方を取り入れることも重要です。
自組織や周囲への影響力を高める
仕事は一部の業種を除いて、人と人との関わり方が成果を大きく左右します。そして関係者の協力がどうしても必要です。そのために、まず自分自身が周囲に対して惜しむことなく協力することで、その対価として大きな協力を得ることができます。
組織の中での自分の存在価値を高めていく必要があります。
また、中堅社員となるとプロジェクトリーダーとしての役割を期待され、プロジェクトの運営や、後進の育成といった役割も期待されます。
リーダーシップについては、こちらの記事も参照ください。
いかがでしたか?新人の頃に10年後の自分を描くことは難しいことです。ですが、難しいなりに自分で考えることで、仕事へのアプローチも変わってきます。
この記事の内容をその参考として頂ければ幸いです。