仕事の中で行き詰まることは多々あると思います。例えば予測通りの実験結果が出なかった時、思い描いた通りに製品が出来上がらなかったり、つまり自分の予測に反して理想の結果に至らず、次の一手が思い浮かばない時に壁にぶち当たります。
世の中自分の思い描く通りに仕事を進めることが出来れば、何も苦労しませんよね。こんな時皆さんはどうしますか?
ここでは、壁にぶち当たった時に取るべき行動について紹介させて頂きます。
なぜこうなったか要因を分析する
あらかじめ立てた予測に対して思い通りの結果が得られなかった場合、なぜこうなったか要因を分析します。例えば、ある製品の出力性能を実験にて測定する場合を考えます。「前提条件:A、Bという条件下で、Cを実験にて測定し、Dという結果を得るはずだと予測したが、結果はそれよりも小さいEだった」とします。
この時に「なぜDという予測をしたか?」「なぜそれよりも小さめの値であるEが得られたのか?」と分析をします。前提条件A,Bが間違っていたかもしれませんし、Cの測定方法が正しくなかったかもしれません。
そこからまた仮説を立てて検証の繰り返しで深堀りし続け、結果がずれた要因を探していきます。
1つの業務をこなす上で、業務計画をしっかり立てることが重要です。
ここであまり真剣に考えず、結果を求めるあまり要因が分からないまま進めてしまうと、そこでも得たい結果が得られない場合、要因が埋もれてしまい迷宮入りしてしまいます。
しっかり考え抜くことが重要
この様に真因に辿り着くために、なぜなぜを繰り返して考え抜くことが最も重要です。考えることはとてもエネルギーが必要ですので、考え慣れていない方は投げ出してしまうかもしれません。ですが考え抜いて自分なり結論を出してください。
これは超えるべき壁と考えましょう。考え抜くことの積み重ねがライバルとの大きな差を生んでいくことになるからです。結果上司、同僚の力を使って解決できたとしても、しっかり考えていないと「なぜだめだったのか?」が分からずに終わってしまうため、次に同様のシーンに遭遇した時に、問題を解決することができません。
手と足をしっかり動かす
考え抜くことと同じ様に大事なことは、手と足をしっかり使って取り組むことです。
自分の体を使って解決した問題は、字のごとく身に染み付いて忘れることがありません。また、他人が解決することを期待するのではなく、あくまで自分事として捉え当事者意識を持つことを心掛けてください。
自分事として捉えることについては、こちらも参照頂ければと思います。
いかがでしたか?仕事の中で壁にぶち当たることはしょっちゅうで、その壁をいかに自分で考え乗り越えるかだと思います。
目の前の問題に対して、いかに自分事として捉え、いかに自分の頭を使って打ち取っていくかが、今後の成長曲線を左右します。
これは訓練だと考えて、しっかり考え抜く癖をつけることをおススメします。中々難しいですけどね。。