仕事の進め方

出世する人&出世できない人の特徴や性格は?出世するために必要な11の心得

 会社生活の中で、誰でも一律出世できる訳では無く、とんとん拍子で若いうちから出世する人、仕事はができて優秀なのに出世できない人と、どうしても分かれてくるものです。

 誰しもどうせやるなら昇進・昇格して少しでも多く給料を得たいと考えますが、必ずしもそうならない所がありますよね。

 ここでは、会社生活の中で出世できる人、できない人の特徴について私の社会人生活での経験に基づいてご紹介します。

仕事で出世する人の特徴(性格編)

ポジティブに物事を考えられる

 とにかく物事を前向きに捉えることができます。ある納期までに目の前の課題のハードルの高さを考えると、現状のスキルとリソースでは求めるアウトプットを出せない、といったシーンにおいて、どうしてもできない理由を探りがちです。

 出世する人は、「どうすればできるか?」という視点で常に物事を考え、ゴールまでの道筋を探ります。

打たれ強く引きずらない

 打たれ強くタフなタイプが多いです。打たれ強いと言っても、単に叱責ばかりされても言われたことを忘れて気持ちの切り替えができることではありません。

 プロジェクトの進行に対して有益な方向に向く厳しい指摘について、プラスに捉えることができるか?ということです。

 人間誰しも厳しいことを言われると落ち込むものですが、それをいつまでも引きずらず前を向くことができるかも、出世の上で大切なポイントの一つと考えます。

聞き上手

 傾聴の姿勢を持ち、謙虚に相手に耳を傾けることができるかです。

 自分の方針と違う意見が出ても、一旦それを聞き入れ、取り入れるべき考え方は吸収し軌道修正することができます。

仕事で出世する人の特徴(スキル・行動編)

結果にこだわり愚直にやりきる

 出世する人はとにかく結果にこだわります。例えば、ある納期までに高いハードルの課題をクリアしなければならないシーンがあるとします。課題のハードルの高さを考えると、現状のスキルとリソースでは求めるアウトプットを出せない、といったシーンにおいて、どうしてもできない理由を探りがちです。

 納期が来て「頑張りましたができませんでした。」という景色は見たくないもの。出世する人は「どうすればできるか?」を愚直に考え、達成までの道筋を立てます。納期までに結果を出す!という強い心構えが必要です。

自責で考え人のせいにしない

 自責で物事を考え他責にしないことが重要です。

 例えば、他部署に依頼をして納期通り期待したアウトプットが出で来ない場合に、「あの人は仕事が遅いから」「ちゃんと依頼しているのに」と他責になっていませんか?

 ちゃんとアウトプットが出てこなかった時に、「相手が期待通りのアウトプットが出せる依頼の仕方になっていたか?」「相手に意図がちゃんと伝わっていたか?」という様に、自責で物事を考える様にすることが重要です。

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仕事をシンプルにし、時には「放棄する」決断力がある

 業務をシンプルにできないか?「やらない」という選択肢が無いか?考え、手を打つことができます。

 例えば、業務量が現状のリソースに対して明らかに多く、納期までに処理できる見込みが無い場合、業務自体をシンプルにし必要工数を低減できないか?という切り口で考えることができることが特徴です。

 「やらない」という決断は、単に仕事を「放置」することではなく、ある考え方のもと「放棄」することです。

 この様な決断ができる様にするためには、限られた時間をいかに有効活用するかにかかっています。

 時間を確保する方法としては、こちらも参照ください。

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出世するルートを把握している

 昇進・昇格は受け身ではなく、能動的に自分の価値を営業することで評価を得て達成することができるものです。

 現状の自分の立ち位置を理解し、どの様な人材が会社や組織として求められるのか正確に把握することが重要です。

仕事で出世する人の特徴(人脈編)

上司のビジョンを理解し、信頼されている

 出世を狙う上で人事権を持つ上司との関係構築は避けては通れません。上司が思い描く組織のビジョンと、その中であなたに期待することは何か?どう育って欲しいのか?という期待値を理解することが重要です。

 また、上司に適材適所で必要な情報を打ち込めているか、も上司から信頼を得るための重要なファクターです。報連相は適切なタイミングで実施する様にしましょう。

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上手に騒ぎ周囲をうまく巻込める

 同じ会社であっても、部署間の責任区分が明確になっており、利害関係が存在するものですが、周囲を巻込む方法の一つとして、「うまくアラートを立てることができるか」があります。自組織だけではどうにもならない場合、他部署の力が必要なシーンが出てきます。

 そのようなシーンにおいて、自組織の不得手の部分を、他部署の得手の部分で補うために、うまく騒いで協力を引き出すスキルが必要になってきます。

 出世する人は、このアラームの出し方が非常にうまいです。

人当たりが良く相談されやすい

 あの人に相談すればことがスムーズに進む、と思える人ほど上に上がりやすい傾向にあります

 情報伝達の良さ、風通しの良さは、健全なプロジェクトの進行に効果的です。

 これができると「プロジェクトを円滑に進められる人」と捉えられるため出世の後押しになります。

自他部署、顧客のネットワークがある

 とにかく自社他社問わずネットワークがあります。これは業務の中で培われるものだけではなく、飲み会などのコミュニケーションの場で培われるものも含まれます。

風通しの良い職場とは具体的にどんな環境?職場力アップに役立つコミュニケーションツール4選  一緒に仕事をする上司や部下と仕事以外の付き合いがあると、仕事では見ることのない一面を知ることができ、親交が深まります。貴重な休日くら...

 まずは顔と名前を憶えてもらうところから始めてみましょう。

まとめ

 いかがでしたか?人生の大半を過ごす会社生活。少しでも多く稼ぐために1年でも早く昇進・昇格しておきたいですよね。

出世に必要な11のこと

・ポジティブに物事を考えられる

・打たれ強く引きずらない

・聞き上手

・結果にこだわり愚直にやりきる

・自責で考え人のせいにしない

・仕事をシンプルにし、時には「放棄する」決断力がある

・出世するルートを把握している

・上司のビジョンを理解し、信頼されている

・上手に騒ぎ周囲をうまく巻込める

・人当たりが良く相談されやすい

・自他部署、顧客のネットワークがある

 出世することは、その分責任が重くなり、場合によっては家庭や自身の健康を犠牲にすることにもなるため、一概に良いこととは言えません。

 ですが、出世することは、1円でも多く稼ぐことで心の安定をもたらすだけでなく、自身の成長という観点でも非常に重要なことです。

 この記事を見て頂いている方にとって、少しでも昇進・昇格に役立てば幸いです。

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